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空気の壁で雨を弾く傘 – AIR UMBRELLA

コンセプト・モデルですがメモ。

布ではなく空気の壁で雨を防ぐ超ハイテク傘「AIR UMBRELLA」gigazine

一般的な傘はアルミなどでできた骨と傘布を組み合わせて作られたものとなっていますが、傘布の代わりに空気の壁を利用することで雨から身を守るという、とんでもないハイテク傘のコンセプトモデル「AIR UMBRELLA」が登場しました。こんな傘を街中でさしていたら、ちょっと変わった人に見られてしまうかもしれません。詳細は以下より。

Air Umbrella by Je Sung Park >> Yanko Design

これが傘布が無い傘「AIR UMBRELLA」。まるで新体操などに使われるバトンみたい。

Try Air To Stay Dryyankodesign.com

 Designers: Je Sung Park & Woo Jung Kwon

Back in May last year I did a roundup of the Most Unconventional Umbrellas seen here on YD. I wish I had stumbled across the Air Umbrella then, because it’s the mother of unconventional designs! Imagine an umbrella with no canopy! The barrier between you and the raindrops is a sheet of steady air that is blown out by this hollow pipe. Physics and a lot of engineering stuff is clogging my brains to accept this design, but if I put these dark clouds of doubt out of the way, we may have something in this concept. Think about it!
•You can control the length of the stick and the size of the air canopy.

参考:
布ではなく空気の壁で雨を防ぐ超ハイテク傘「AIR UMBRELLA」 – GIGAZINE
画期的な傘、『Air Umbrella』がすごいぞ・・・ – IDEA*IDEA ~ 百式
「空気の傘」というアイデアのAir Umbrella – かちびと.net
AIR UMBRELLA (エア・アンブレラ) – 関心空間
Air Umbrella by Je Sung Park » Yanko Design

関連記事:

モノの機能・役割に着目し改善するバリュー・エンジニアリングとは。改善士 横田尚哉 – Value Engineering

改善つながりでメモ。先日の情熱大陸がとても面白かった。
バリュー・エンジニアリングとは、モノの機能や役割に着目し改善するアメリカで開発された手法。
この手法を用いて公共事業の改善し全国の自治体で成果をあげている横田尚哉さんの特集です。
横田さんのTwitterまとめはこちらです

Googleのデザインも横田さんも、機能やユーザー体験を順序だてて整理していき
それらを再整理しより効率的な解を発見していく点でとても近いことをしている。

この世界には改善の余地がある

だから彼は街の不思議を見逃さない。
街中にある白線がなんのためか気になっているようだ。

横田さん:普通、止まれじゃないですか。この白線なんだろなぁ。でも明らかにこれ塗りなおしてるんですよね。他のは剥げてるけど。何か意味があるんですよ。こういうのが気になって仕方ないんですよね。横田尚哉の職業は改善士。常に新たな価値を提供し続ける

横田さん:改善士というのは、昨日よりは今日少しだけ、今日よりは明日少しだけどこかが変わってる。それを目指す人ですね。

政権が交代し従来の価値が見直される風潮となり、横田の実績が俄然注目されるようになった。全国各地の公共事業を見直すプロとして、2003年より公共事業の改革に取り組む。全国32都道府県よりオファーを受ける。携わった事業の総額は約1兆円。

そこで打ち出した横田の改善案は2000億円もの予算削減に成功。なぜそんなことができたのか?彼にはメソッドがある。横田は方法を知っている。ビジネスに通用するその考えを説いた初の著書「ワンランク上の問題解決の技術」は発売二週間で2万部を越す売れ行きを記録していたそれでは身近なもので学んでみよう。

 ファンクショナルアプローチ – Functional Approach:
 機能や役割でモノを見る考え方

物の形には意味・役割があるのです。例えば電車の吊革の長さ。

・電車の吊革の長さ
横田さん:これっていうのは蛍光灯に当たらないんですよ。つかみ損ねてはねたりする事があるでしょ。その時に蛍光灯に当たってしまうと危険だから、つり革の長さは天井の蛍光灯までの長さと全部関係している。そういうふうに決めている。

・ホワイトボードにつかうマーカーペン
キャップの反対側が丸くなっている意味、わかりますか?
横田さん:普通のマジックじゃなくて縦置きにすると乾いちゃうんですね。なので必ず横置きにするためにここが丸くなってるんですよ。

どんなものもその役割に注目すると違う形が見えてくる。

・はし袋
はし袋は1回使ったらこの辺に投げて終わり、でもこれを無くしてしまうと本来果たしていた役割で、なくなっちゃいけないものもなくしてしまう可能性もある。じゃあ、これの役割って何だろう?

 1) 最初に箸袋にはいっている状態というのは「未使用である」ことを示している
 2) 箸の先が清潔であることを示している
 3) 1膳で2本セットにすることで配膳しやすくしている

そういう事を考えれば色々と工夫が出来る。何もこんなに沢山いらないし、それこそ先2cmくらいでいいのかもしれない。はし袋ひとつでも役割を考えていけばいくらでも変えられるって事です。

全国を奔走し事業内容を見直して改善策を打ち出す。西に危ない道があれば行って直し、東に高齢化問題を抱える農村があれば田んぼを使い易く変える。横田は「なぜそうなったのか」という原因を求めない大事なのは「何のためにそうしたいか」。

横田さん30年後の子どもたちの為に私ができることをまずやるだけなんですね。だから背伸びもしないし手も抜かない。

 「何のため、誰のため…」 未来を変える魔法のコトバ

パシフィック・コンサルタンツ株式会社。横田は東京にある民間の建設コンサルティング会社に努めるサラリーマンだ。所属部署のスタッフはこの日も全国を飛び回っていた。横田のノウハウは公共事業の見直しだけのものではない。すべてに応用可能な考え方が「ファンクショナル・アプローチ」

この日は東京農業大学に招かれ。管理栄養士を目指す学生100人のために特別授業を行った。学生に与えた課題は、

 「〇〇は〇〇を〇〇するモノ」

身の回りのものを機能や役割で考える訓練。

例:グリコーゲンはエネルギーを蓄えるモノ。メガネは視力を補うためのモノ。

横田さん:つまり私は、メガネを欲しかったわけではなく、視力を補う効用が欲しかったわけです。「それは何のためですか」「それは誰のためですか」ということです。すべてこれから自分がやることを「何のために、誰のために」って自分に問いかけて見てください。もしかしたら「これはいらないかもしれない」「形を変えてもいいかもしれないね」見つかったら改善していきましょう。より良くしていくための魔法の2つの質問です。

学生:奥さんに働きかけるときにファンクションを意識されたんですか?

例えば、「背が高いから」「いい会社に勤めてるから」形を好きになると、形を維持しなくちゃいけなくなるんです。ファンクションで人とつながっていれば、どんな態度をしようが、どんな格好をしようが平気なんです。そういう風に彼氏・彼女を選んでいくと本当に楽しい人生が待っています。

去年10月、改善士は九州の大分に飛んでいた。大分県の南部、佐伯市の小さな港町がある問題を抱えていたのだ。国道の道が狭いため、トラックが壁を削っていく、トンネルを通行する住民との接触事故も起きていた。

横田さん:車多いな確かに。ここ歩けないです。場所が狭いから。大きいの来た。もうセンターライン超えまくりだなぁ。

地元住民:狭いからね。接触されるんじゃないかと思ったりね。
地元住民:子供の通学路になっているんだけど、大人でも怖いですよ。国道でこんなに危ない道はなかろう。

この国道には14年前に事業計画がたてられていた。計画のまま放置されたのは30億円というコストのため。コストを下げた新たな計画案をつくるのが横田の使命だ。

横田さん:広くするのが一番いいんでしょうけど、いまのあのトンネルが広く出来るかどうかというのがあますね。意外と今あるものをつくりなおすというのは難しかったりする。新たにつくる以上にお金がかかったりするんですよね。

その夜、公共事業の仕分けについても意見を聞いてみた。

・公共事業の仕分けについて
横田さん:公共事業はそもそも何かの役割をはたす為のものだから、役割で議論しないといけないのに、モノで議論しているから、何のために誰のために作っていたんだと識別しないとダメなんですよ。そうすれば皆が求めているモノだけになる。それを実現するためには、どういう形がベストか見直していけばいいんじゃないか。それを今、一生懸命、全国でやっているわけですよね。

・点字ブロックについて
点字ブロックの段差がマンホールによってずらされている。これをなんでずらさなくてはいけないのか。視覚障害の人はブロックに沿って歩いてくるのだが、これは「誰のためなんだろう」というのを無視したデザインになっている。最初からこのラインでつくればいいんじゃないかとか、この形でなくても斜めにすればいいとか、ちょっと工夫すればいい。

ここから略歴。

1964年8月30日 京都府に生まれる。小さい頃から数字が好きだった。水道の蛇口を捻る角度と風呂桶にたまる速度をグラフに書いて遊ぶちょっとかわった少年。立命館理工学部にはいり理工学部で構造力学を学ぶうちにずっと好きだった橋の設計をしようと心に決める。入社後は明石海峡大橋など100以上の橋の設計に携わり、1997年5月30日:阪神淡路大震災の復興では、阪神公団神戸線の復旧で優れた橋の設計に贈られる「田中賞」を受賞。

だがその頃から疑問を感じていた「役割を果すための犠牲が大きい」

横田さん木が切り倒されて、川を埋められて綺麗な道路ができるというプロセスが本当に人間としてやっていていいことだろうかと。そんなときに、アメリカで生まれたバリュー・エンジニアリングという技術に出会う。
バリュー・エンジニアリング(Value Engineering):ファンクショナル・アプローチを使いモノの機能に着目し改善する、アメリカで開発された手法。

同じ機能を果たす製品をよりコストをかけずにつくることで相対的に価値をあげる。横田はアメリカに渡り技術を週得。2003年より日本で初めて公共事業の改善にVEの技術を導入。滞っている公共事業に全国の地自体で着実に成果をあげてきた。

そんな横田の技術を大分県は頼りにしたのだ。土木関係のプロフェッショナル9人とチームを組み、まる4日を費やして計画を練り直す。なにせ14年も放置されたままだったプロジェクト。着工にこぎつけるためには予算を大幅に削減しなくてはならない。

 住民の要望:トンネルと道路の拡張。歩行者の安全確保

それに対し、14年前の事業計画は、要望通りに既存のトンネルを拡張するか、新たな道路をつくるか。どちらも予算が30億円を超えるため計画は凍結されたままだった。横田はこの事業計画を3分の2の20億円で実現させなくてはならない。それを示せなければまた計画のままで終わってしまう。

1日目:事業のファンクションを分析
地元スタッフを集めて会議初日。

 横田さん:荷重を支えるのは何のためですか?
 スタッフ:空間を作る。形をつくる。
 横田さん:形を保つのは何のためですか?
 スタッフ:崩壊を防ぐ。

という風に、何のため、誰のためなのかを徹底的に洗い出していく。ファンクショナル・アプローチの方法をとことん突き詰めていくと、膨らんでいた事業計画の改善点が見えてくる。皆で2時間かけて30個の機能を導きだすことができた。

横田さん:これを我々の今回の分析結果としてこういう切り口で今回の事業を切っていく

2日目:機能からコストを分析
機能確認した30のファンクションを大きく4つに分類してみた。ここでVEの技術を使いどうすれば価値をあげられるのかを分析する。そのためにまず、それぞれのコストを見直す。

 ・6憶7500万円:車両走行空間をつくる
 ・5憶7400万円:形を保つ
 ・8憶1200万円:走行速度を上げる
 ・9憶7800万円:住民の利便性を高める
 総計:30憶4000万円

横田さん:住民の利便性を高めるというところは、3憶6000万円くらいでいいところを、今現在9憶7800万円かかっている。住民の利便性を高めちゃいけないというわけではないですよ。もっと少ない額で同じ機能を達成すべきじゃないか、ということです。走行速度をあげるというのも3憶4000万円でいいところに8億円もかけています。余分にかかっているかもしれない、ということです。

分析の結果、住民が安心して歩けるようにするのに、必ずしも道路幅を広げる必要はない。車両の走行速度を上げるためには新しい道路は必要ではない。そんな青図が浮かび上がってきた。

 ・8憶1200万円:走行速度を上げる
 ・9憶7800万円:住民の利便性を高める

この2つのファンクションには大きく改善の余地がありそう、ということがわかった。しかし14年前の事業計画ではコストオーバーははっきりとしている。目標の20億円までコストを削減できなれば計画は机上の空論でおわってしまうだろう。それではなにも改善されない。

道路も広げず、新しく道路をつくらず目的を達成する方法は、あるか。

横田さんただ単に歩行者に集中するだけじゃなくて、我々がやらなくちゃいけないのは通過車両のさばき方

発想を展開すればいままで見えなかったことがみえてくる。横田のチームは予算を3分の2で課題をクリアするある方法にたどり着いた。それは問題の国道からもう一本ある別の道へ短いバイパスをつなぐというもの。そしてつないだ道の幅をひろげ、大型車両をそちらへ流す。問題の国道を地域住民専用にすれば、住民の利便性と車両の走行速度を上げるというふたつが同時に達成される。

 1) 別の道にバイパスをつなぐ
 2) 道幅を広げる
 3) 大型車両などを迂回させる
 4) 国道を住民専用にする

3・4日目:図面を引き事業計画案を作成。
残り2日をかけて9人のプロが図面をひき新たな事業計画案を形にしていく。そして4日目最終日、ついに完成した。

 ・7憶2000万円:車両走行空間をつくる
 ・5憶8000万円:形を保つ
 ・3憶4000万円:走行速度を上げる
 ・3憶6000万円:住民の利便性を高める
 総計:20憶(-10憶4000万円)

4日間ともに戦った仲間。
スタッフ:やり遂げたなというふうに満足しています。
スタッフ:皆さんの意見が集まればですね、いい案がでてくるんだなって
改めて再認識させていただきました。
スタッフ:どんどん惚れちゃいますね。横田VEに。

秋田県大仙市皆別当。秋田県で横田が2年前に改善した計画が着工する。

横田さん:我々が提案といっても木上の空論だから、それが本当につくる人とか地域の人に受け入れられたのか。

生活がどう変わるのか最後まで見届けたい。秋田県大仙市の農村部。山間の小さな村では田畑が細かく分けられ農業機械が入れない。高齢者には農作業が困難になっていた。ここでも横田は当初の事業計画案を改善していた。

事業計画:複数の田んぼをまとめ1区画を広くし機会による作業を可能にする。2年前 約10%のコスト削減案を作成。

共に会議に臨んだメンバーと久しぶりに再開。この計画は誰のためかは明確だ。農家で働く高齢者のため。

視察の4ヶ月後、工事の第一段階は終了していた。田んぼは広い区画に生まれ変わっていた。農道も機械を入れるのに十分な広さを確保。誰のためかをずっと考え続けてきた横谷の横に嬉しい笑顔があった。諦めかけていた農家の人々に改善士が希望の種を植えていた。

横田さん:100点をめざすということは難しいと思うんですね。出来る限りいいものをっていうそのために苦労ができる。

自分がつくった改善案に100点はないという、どんなものにもまだまだ改善の余地がある。横田は常に明日を良くする目線を忘れない。

改善士 横田尚哉(よこたひさや) 45歳 – 情熱大陸

 「公共事業は何のため?誰のため?」をキーワードに全く新しい視点でダイナミックなコストカットを次々に展開していく業界屈指のコンサルタント、横田尚哉。10年間で総額1兆円分の公共事業の改善に乗り出し、2000億円分のコストカットを実現させ一躍脚光を浴びる。短期間で数億円から数十億円の工事費を浮かせる横田の手法は評判を呼び全国から問い合わせが殺到、コンサルティングサービスは約6ヶ月待ちという人気ぶりだ。番組では自治体担当者の固定概念を次々と覆し、問題を解決していく横田に約10ヶ月間かけて完全密着!「一度も失敗したことがない」と語る自称『改善士』の改革手腕に迫る。

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
横田 尚哉
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 2
おすすめ度の平均: 4.0

5 公共事業のウラにはブレーンあり
4 コンセプトはGood。その適用方法は本書だけではマスターできず
5 文系にもオススメ

参考:
ファンクショナル・アプローチ|横田尚哉のファンクショナル …
横田尚哉のFA・VEの全て|横田尚哉のファンクショナル・アプローチ
横田尚哉 (yokota_kamuna) on Twitter
横田尚哉(改善士): 過去の放送 – 情熱大陸
パシフィックコンサルタンツ株式会社(VEセンター長 横田尚哉さん
講師 | 横田 尚哉 | 本人の声で聞けるオーディオブック「音学.com」
Togetter – まとめ「横田尚哉『情熱大陸』ツイート」
所長 βlog:「ファンクショナル・アプローチ」って何だ? – livedoor …

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