- 2010-07-02 (金) 15:45
- 建築・空間デザイン | 都市・ランドスケープ
日本最古の禅寺、建仁寺の「潮音庭」。
紅葉の頃が見頃ですが、雨の多いこの時期に見たことがなかったので
お邪魔してきました。庭師 北山安夫さんの代表作。
北山さんは以前、NHKプロフェッショナル仕事の流儀で出演されていた、
高台寺、圓徳院、大徳寺などの庭園修復を手がけた庭師です。
己を出さず、自分を出す。庭師 北山安夫 – NHK プロフェッショナル仕事の流儀
主張しない庭
北山の造り出す庭は、徹底して無駄をそぎ落とした簡素な庭。自然のままの石を組み上げ、凛(りん)とした空間を生み出す。北山は目指す庭についてこう語る。「なんでもないっていうことがすばらしい。盛りだくさんではいけない。なぜか知らないけども、振り返ってみたいと思わす。感じてるようだけど感じていない。感じていないようなんだけれど感じているっていう。それをいかにして実践するか」中途半端では感動は生まれない。
12月、北山のもとに群馬県の禅寺から名物の桜を主役に、庭を作り替えてほしいという依頼が入った。現場に入るなり、北山は次々と庭の樹木を切り落としていく。頭の中にあるのは、数年後に成長した木々の姿。周りの樹木と満開の桜が互いに引き立てあうよう、無駄な木々を切っていく。
そんな北山が一本の木の前で立ち止まった。樹齢100年はあると思われるサルスベリ。
桜の木にかぶさるように伸びていた。切るか、残すか。
「もの作りっていうのは決断の塊なんですよね。こうする、ああする。『まぁ良いか』では感動なんて絶対相手に与えない」と北山。躊躇(ちゅうちょ)なく桜と重なる部分を大胆に切り落とした。石は気持ちでねじ伏せる。
庭師・北山の真骨頂は、「石組」と呼ばれる石を配置する技術にある。石を置くだけで、雄大な風景から信仰の象徴までを表現する石組。しかし自然の石には、圧倒的な存在感がある。どの石をどのように使うか、見極めを間違えれば、庭が石に負けてしまう。
そのため北山は現場に入る前、徹底的にイメージを固める。現場で悩んでいては、感性に訴える石組はできない。北山は言う。
「相撲と一緒なんです。相手が大きいから、飲まれたらあかん。自分のほうが石よりも力があるんだと思わなければならない」
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参考:
建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji
拝観案内 | 建仁寺
建仁寺 – Wikipedia
建仁寺の潮音庭 – 日本の暮らし文化・デザイン・アート探求記
おおきに京都: 建仁寺 紅葉の潮音庭にて
建仁寺 – Wikipedia
京都名所探訪 建仁寺
庭師・北山安夫(2007年2月15日放送) | NHK プロフェッショナル
北山安夫 – Wikipedia
Canpan ニュース詳細 [【ソトコト】 孤高の庭師、北山安夫さん。
- 緑の「打ち水」 芝生の校庭、植物カーテン [Link]
YOMIURI ONLINE 読売新聞 - 庭師 平岡佳道 [Link]
情熱大陸 - 芒種の庭
- 海の音を聞くためのベンチ
- イサム・ノグチ展 [Link]
彫刻から空間デザインへ~その無限の創造力
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